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2/6(木)幼児安全法講習を行いました

  • 執筆者の写真: 親と子のつどいの広場WITH
    親と子のつどいの広場WITH
  • 2月12日
  • 読了時間: 4分

2月6日(木)、日本赤十字社の指導員の大場さん・樋口さんをお招きして、大場地域ケアプラザで幼児安全法講習を開催しました。今回も「ママエール」さんが参加者のお子さんの託児をしてくださったので、大人だけでじっくりと話を聞いたり、いざという時に行動できるよう、人形を使って実技指導を受けることが出来ました。


先ず最初に乳幼児が具合が悪くなった時の対処方法について教えていただきました。

乳幼児の場合、元気に遊んでいたと思ったら、急に機嫌が悪くなったり、ぐったりとしたり、咳き込んだりなど突然体調が悪くなることがあります。そういったお子さんの「いつもと違った様子」に気づくことがとても大事。発熱していても、いつもとあまり変わらず機嫌が良ければ様子をみてもいいかもしれません。その「いつもとちがう」がわかるのはママとパパです。逆にいつもと様子が違ったら、受診をしたり、救急車を呼びましょう。


乳幼児でこわい症状の一つに脱水症があります。赤ちゃんのからだの80%近くは水分でできていて、発熱・嘔吐・下痢などよる脱水症には注意が必要です。こまめに水(軟水)や経口補水液などで水分補給しましょう。経口補水液がなくても、家にある材料で作れますよ(湯冷まし、砂糖、塩)。


のどに物が詰まってしまった場合は、一刻も早い対処が必要です。実は、施設長自身当時小4だったお子さんがのどに飴を詰まらせてしまい、幼児安全法講習で習っていた方法で気道異物除去を行い難を逃れたという経験があります。生体を使った気道異物除去の実技練習はできないので、大場さんと樋口さんに人形で実演してもらった後、私たちも一人ずつ練習をしました。のどに物を詰まらせた場合、まず「背部叩打法」を試みます。背中の肩甲骨の間を手のひらの付け根部分で強い力で叩きます。数回繰り返しても除去できなかった場合は、「腹部突き上げ法」を用いて握りこぶしや指2本でみぞおちを突き上げます。腹部突き上げ法を行った場合は、内臓損傷の恐れがあるので必ず病院を受診してくださいね。乳幼児は何でも口に入れてしまうので、危険と隣り合わせ。皆さん真剣に取り組んでいました。


次に、心肺蘇生とAEDの実技を行いました。まず、大場さんから「今日ケアプラに来た時にAEDの設置場所を確認した人はいますか?」との質問がありました。日頃から気を付けていれば目に留まるAED(逆に気を付けていないと見落としてしまう)。心肺蘇生に加えてAEDを使うと生存率がかなりアップします。こちらも人形を使って、倒れている子どもを発見した想定で、周囲の人に119番通報やAEDをお願いし、出血の有無・意識があるか・呼吸をしているかの確認を行った後、心肺蘇生・AEDの実技を行いました。心肺蘇生は「胸骨圧迫」と「人工呼吸」を繰り返します。ポイントは「強く・速く・絶え間なく」。胸の厚みの1/3程度沈むように強く、かめさんの歌のリズムに合わせて30回押したあと、2回息を吹き込みます。実際にやってみるとかなりきつい💦汗も出てきて、手首も痛んできます。でも、絶え間なく続けることが大事なので、もし周りに他の人がいたら、交代しながら、とにかくがんばって続けてください。AEDが届いたら、心肺蘇生を交代してもらい、協力して倒れている子どもに装着します。最近のものは進化していて、ケースを開けると自動音声で使い方を指示してくれます。見たことのない機種でも躊躇せずに使ってください。


もし家に一人でいるときにそういった事態が発生したらどうしよう?そんな時は建物内や近くの施設にAEDがあったとしても取りに行かず、119番通報と心肺蘇生を優先してください。もし誰かが助けに来てくれたら、119番通、AED、救急車の誘導などをお願いしましょう。


最後に、「災害が起こったときに」というテキストを使ってお話しを伺いました。災害時には支援が届くまでに時間がかかるため、自分のことは自分で守れるよう、日頃から備蓄をしておくことが大切との話がありました。また、災害時に少しでも清潔に過ごせるヒントを教えていただきました。ポリ袋、タオルと少量のお湯があれば、ホットタオルをつくり、身体を拭いたり温めたりすることができます。加えて段ボール箱があれば、ビニール袋をかぶせてお湯を張り部分浴で全身を温めることができます。ゴミも新聞紙などを折って作った箱やペーパーバックに捨てたら衛生的です。日常の中でも使えますので、お子さんと試しに作ってみてくださいね。


私たちスタッフ・ボランティアも研修の一環として毎年この講習を受けていますが、こういた実技練習は機会があるごとに参加しておくと安心です。心肺蘇生やAEDは地域の防災訓練などでも体験できます。今回来られなかった方も、もしそういった場があったら是非練習してみてくださいね。WITHでもまた来年開催予定です!


講習を開催にあたりご協力いただいた指導員の皆様、大場地域ケアプラザの佐藤様、青葉区地域社協様、ママエールの皆様、本当にどうも有難うございました。また来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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〒225-0022 横浜市青葉区黒須田33-4

パティオコート21 101号室

<開所日時> 月~金 9:30~15:00

(お盆・年末年始など休館日あり)

<TEL/FAX> 045-507-9784

<E-mail> info@mamaspot.jp

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●運営団体:チームWITH●

横浜市青葉区を拠点に活動する子育て支援団体。

2013年4月、親と子のつどいの広場WITHをオープン。

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